ヒートポンプのチラーとは

チラーは、水などの液体をコントロールして循環させる機器のことです。これらは産業機器や理化学機器などの分野で液体の温度を一定に保つために使われています。

その多くは機器が作動することによって暖められてしまった液体を冷却することを目的としていますが、反対に温めて一定に保つものもあります。チラーの仕組みとしては空冷と水冷がありますが、空冷の場合には処理能力が低いため温度差が大きい場合には十分な処理ができません。また温める場合にはヒーターが使われますが温度が低いとそれだけ多くの電力を消費します。ヒートポンプチラーの場合には、エアコンなどと同じように冷媒を使って温度をコントロールするものです。メリットは効率よく熱交換をすることが可能であり、冷却はもちろん加温も自由に設定することができるのであらゆる機器で求められる正確な温度管理をすることができますが、一方でヒートポンプの場合には水冷式と同じく室外機が必要になりますし、室外機は冷媒の放熱などのために大きくなります。